
今年最後のスキーに向かう途中、
思いがけず、
心に残る景色に出会いました。
車窓の向こうに広がっていたのは、
山に囲まれた静かな里の風景。
川の上には小さな橋がかかり、
その両側には、
長く続く桜の並木道がありました。
今はまだ、枝だけの木々。
花の色はどこにも見えません。
あと1か月もすれば、
きっとここは桜でいっぱいになり、
多くの人が足を止める場所になるのでしょう。
それはそれで、
きっと素晴らしい景色。
けれどこの日、
ボクが思ったのは別のこと。
花が咲く前の、
この素朴な風景もまた美しい
まだ色のない並木道。
静かに流れる川。
山の向こうに広がる冬の空。
すべてが、
「だまって春を待っている」
自然は、急ぐことがありません。
焦ることもありません。
季節の流れの中で、
その時を待っている。
そんな姿に、
少し胸がきゅっとするような、
切ない気持ちになりました。
春の華やかな景色ももちろん美しい。
けれど、春を待つこの時間にも、
自然の静かな素晴らしさがあると感じました。
明日もわたしたちにとって
自然のもつ美しさと出会える
そんな1日になりますように。