小さなボクの小さな幸せ

「穏やかな時間」を大切にしながら、日々の気づきを書いています。

【思考のデトックス・ラン 〜走りながら見つける心の余白〜】

年度末が近づくこの時期。
カレンダーは予定で埋まり、
頭の中では「あれもやらなきゃ」
「これもまだだ」となりがち。

ひとつ終えても、また次のタスク。
気がつけば、心はいつも「未来の不安」か
「過去のやり残し」に引っ張られていて、
「今」を楽しむことが難しくなったりします。

そんなときほど、
意識的に“流れ”を変える必要があるのかもしれません。

 

スケジュールの合間を縫って、
ほんの少しだけ外に出てみることにしました。

最初の数分は、
気になっているいろいろなことが
思い浮かびます。

けれど、不思議なことに、
しばらく走り続けているうちに、
意識の焦点が変わっていくように感じられました。


足音のリズム。
頬にあたる風のやわらかさ。
その場所がもつ空気感や自然の香り。

それまで“考えていた”はずのことが、
すっと遠のいていくような感覚。


景色をただ「見る」のではなく、
ゆっくりと「観る」ように。

音をただ「聞く」のではなく、
静かに「聴く」ように。

今まで頭の中にあったノイズが薄れていく
そんな感覚でした。

 

この感覚には、
実は脳の働きも関係しているようです。

私たちの脳には、
ぼんやりしているときや、
特定の作業に強く集中していないときに
活動しやすくなるネットワークがあります。

それを
「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」というそうです。

DMNは、過去の経験を振り返ったり、
未来を想像したり、
自分自身について考えたりする際に関わるとされ、
いわば「内面の整理」を担う働きを持っています。

ただし重要なのは、
DMNは単に“何もしていないとき”だけに働くわけではない、
ということ。

ウォーキングや軽いランニングのように、
体を一定のリズムで動かしながら、
意識を強く使いすぎていない状態でも、
このネットワークは活動しやすくなるということ。

つまり、
意識的なタスク処理から少し距離を置くことで、
脳のバックグラウンドでは、
情報の整理や統合が自然と進んでいく。

先ほどのジョギングが
「何もしていないようで、実は整っている」
そんな静かな時間だったのだと後から気づきました。

「走る時間なんて取れない」
そう感じるほど忙しい日もあると思います。

でも、ほんの10分〜15分歩いて
外に出て、空気を吸って、
景色に目を向けるだけでも。

十分すぎるほどのケアになると感じました。

心の余白は、
何もしないことで生まれるのではなく、
ほんの少しだけ周りを楽しむことで
生まれるのかもしれません。

今日もわたしたちにとって
心の余白が穏やかな1日につながりますように

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。