最近、私の中で一日の終わりにある
「いちばんのお気に入りの時間」ができました。
それは、夜の静かな部屋で行う、
ちょっとしたストレッチの時間です。
仕事や日々のあれこれに追われていると、
どうしても頭も体も緊張した「オン」の状態が続いてしまいがちです。
そのままベッドに入っても、
なんだか呼吸が浅かったり、変な力みが抜けなかったりすることに気づきました。
そんなとき、
布団の上でゆっくりと手足を伸ばしてみました。
呼吸も意識して深く息を吐き出していくうちに、
リラックスできている自分を感じることができました。
「この心地よさは、一体どこから来るんだろう?」
そう思って少し調べてみると、
この「夜のストレッチ」がもたらすリラックス効果には、
驚くほどたくさんの科学的な裏付け(エビデンス)があることが分かりました。
私の体と心が感じていた心地よさは、
気のせいではなかったんだな、と嬉しくなりました。
調べてみて一番に納得したのは、
ストレッチが「自律神経のスイッチ」を切り替えてくれるという点です。
ゆっくりと息を吐きながら筋肉を伸ばすと、
私たちの体は「リラックス・休息」を司る副交感神経が優位な状態になります。
頭の興奮が静まり、ストレスが自然と軽減していくのだそうです。
さらに、睡眠や心身の回復に関する興味深い研究データも見つけました。
ある研究(軽い睡眠障害を持つ女性を対象としたもの)によると、
寝る前に10分間のストレッチを行ったところ、
不快な感情を和らげてくれる「レム睡眠」が出現しやすくなり、
唾液中のストレス指標が低下したという結果が出たということでした。
また、ボク自身はアスリートでもなんでもないのですが
順天堂大学でのアスリートを対象とした研究でも、
就寝前のストレッチやヨガには以下の効果があったということです。
・睡眠の質を高め、心身の疲労回復を促す
・酸化ストレスの上昇を抑える
・抑うつ的な気分を軽減する
ボクの夜のストレッチは、
決して難しいポーズをとったり、
体を柔らかくしようと無理にがんばったりするものではありません。
部屋の明かりを少し落として、静かな空間を作ります。
あとは、自分の今の体の硬さや、
呼吸の深さにただ意識を向けながらゆっくり体を伸ばしていくだけ。
軽く体を動かすことで、
「よし、これで明日の準備はバッチリ」と一日の境界線を引く
そんな意味合いをもたせています。

夜のストレッチは、
今日を丁寧に締めくくり、
明日の自分へ「心地よさ」を贈るための時間。
毎日きっちりやらなきゃ、と考えると逆効果かもしれません。
ベッドの上で、ゴロンと横になりながら手足をぐーっと伸ばしてみる。
それだけでも十分なように思います。
がんばったあなたの心と体をリラックスさせる時間を
ほんの少しだけ作ってみるのも良いかもしれませんね。
明日もわたしたちの1日が
心に余裕をもって過ごせるものとなりますように。